こんにちは!
8月の27日にとうとうロジクールGのPROシリーズヘッドセット『PRO』シリーズがワイヤレスとなって登場しましたね!
そんな『PRO』シリーズヘッドセットですが、正直無線と有線どっちがおすすめなの?
と思う方もいると思います。まず先に結論から申し上げますと、
・PCで使うなら無線版
・PS4だったりスマホに接続したりと多用途で使うなら有線
といった選び方がベストだと思います。
理由については比較レビュー後に説明しますので、読み飛ばす場合は目次よりクリックorタップでお願いします。
ちなみにPROシリーズヘッドセットは有線タイプが2種類、無線タイプが1種類展開されていて、有線タイプは『PRO』と『PRO X』に分類され、無線の『PRO X WIRELESS』は『PRO X』の無線バージョン的な立ち位置になります。
文章だとわかりにくいと思いますのでこの辺りは表にてまとめていきます。
『PRO X WIRELESS』の単体レビューは過去にUPしてありますので、気になる方は下記リンクよりご覧ください。
【最高品質】ロジクールGの最新無線ヘッドセット『PRO X WIRELESS』をレビュー
そして今回ですが、比較用にということでPRO XをWIRELESSに続いてロジクールGさんに提供していただきました。本当にありがとうございます。
タップ出来る目次
PRO Xヘッドセット(有線無線)比較レビュー
本体並べてみました。
外観上の違いは本体左後方のスイッチ周りですね。それ以外は正直見分け付かないです。
その他の外観も順に見ていきましょう。
外観詳細と比較
ハウジングに埋め込まれたどでかいロゴ入りアルミがPROヘッドセットの特徴です。ハウジングのマッドな質感と相まってマジでかっこいい。
アジャスターはスチール製且つ厚みがありハウジングと色が統一されていて質感高めです。
ヘッドバンドにはPROと印字されています。
サイドは革巻きになっていて高級感がありますね。
コードはカール式なので負荷は掛かりにくいです。
取り付けた見た目はこんな感じです。
形はバランス良く整ってて綺麗です。
やっぱりロゴが映えますね。余裕で外に持ち歩けるレベルです。
左がPRO Xで右がPRO X WIRELESSです。
ユニット上部のスリット形状が異なっているのが分かると思います。
素材自体も違いがあり、PRO XよりもPRO X WIRELESSのほうが透明性があります。
どちらもRですが、止めネジの位置が若干変わってますね。
遠目で見るとこんな感じです。
やはり見分け付かないので左後方にスイッチがあるかないかで見分けるしかないですね。
ヘッドセットや付属品がまとめてがすっぽり入るキャリングケースは結構質感高めです。ペラペラ感も無いですし厚みがあるのでシワにならずいい感じです。
製品概要比較
外観に続いてそれぞれの特徴や付属品ですが、仕様が異なる部分を中心に見ていきたいと思います。
WIRELESS | PRO X | PRO | |
型番 | G-PHS-004WL | G-PHS-003 | G-PHS-002 |
価格 (執筆時点) | 22,700円 | 14,762円 | 9,980円 |
重さ(実測) | 372g | 338g | 338g(推測) |
付属品 | USBレシーバー クロスイヤーパッド ーーーーーーーーー ーーーーーーーーー キャリングケース | USBサウンドカード クロスイヤーパッド スプリッタケーブル マイク付きケーブル キャリングケース | USBサウンドカード ーーーーーーーーー スプリッタケーブル ーーーーーーーーー ーーーーーーーーー |
Blue VO!CE | 有り | 有り | 無し |
DTS Head phone X2.0 | 有り | 有り | 無し |
重量
ハウジングの中心にはアルミ素材のGロゴがズッシリと構えていたり、スライダー部分には頑丈な厚めのスチールが使われていたりと見た目と剛性は申し分ないですが、重量はそのぶん重めになってます。
ただし、ヘッドバンドの低反発素材や側圧の絶妙な強さにより頭頂部へ伝わる重さは軽減されているように感じました。
PROは所持していないので推測ですが、メーカー発表の重量はPRO PROX共に同じだったので差はないと思います。
付属品
付属品はそれぞれ異なっていて、PCに有線接続するスプリッターケーブルやスマホで使えるマイク付きケーブルが付属しているのがPRO Xの特徴です。
PRO X WIRELESSにはケーブル類が付属しない代わりにUSBレシーバーが付属します。
PROにはクロスイヤーパッドが付いていないので、開放型として使いたい場合はPRO XかWIRELESSを選択する必要があります。
PROXに付属するクロスイヤーパッドはかなり優秀で、音の抜けや付け心地が向上し蒸れにくくもなるので非常におすすめです。
Blue VO!CE
色々と遊べる便利機能ではありますが、かなり設定項目が多く設定を突き詰めようとすると丸一日時間を費やすレベルです。
このヘッドセットでゲーム配信や動画撮影を行うのであればかなりおすすめできる機能です。
ボイスチャットにしかマイクは使用しない、というのであればこの機能は不要となります。
DTS Headphone:X 2.0とは
WIRELESSとPRO XではDTS Headphone:X 2.0という最大11.1chを実現できるヘッドホン向けのバーチャルサラウンドシステムが使えるようになっています。
GHUB内でサラウンドテストも行えますが、かなりの臨場感で本当にその方向で人が喋っているように聞き取れます。
ゲーム中でもサラウンドのON/OFFを切り替えてテストしてみましたが、これもかなりいい感じでした。サラウンドOFFでは耳元で音が鳴っている状態ですが、ONにするとしっかりと音が鳴っているであろう方向から音が聞こえてきます。
PROでは使えない機能ですので気になる方はWIRELESSかPRO Xを選択しましょう。
イコライザーはWIRELESSのほうが高性能
EQはWIRELESSモデルのほうが細分化されて詳細な設定が可能となっていて下限値と上限値も共に広がっています。
また、有線モデルにはプロゲーマーのプリセットも初期状態で選択できましたが、WIRELESSはEQが細分化されて間もないのでまだプロのプリセットは公開されていません。
オンボードメモリに対応している項目
PROヘッドセットはオンボードメモリ搭載なのでPC非接続時でもいくつかの機能は使用可能となっています。
音量、マイク、側音
「音量」はヘッドセット大元の音量になります。本体やリモコンでの音量調整とは別になりますので注意してください。
「マイク」は入力ゲインの調整が可能です。
ニンテンドースイッチやスマホ等ハード側で入力ゲインの調整が出来ない場合にも活躍します。
「側音」はサイドトーンと言ってマイクに入力された音声がヘッドセットから聞こえてくる機能です。これがONになることで自分の声が聞こえるようになり、会話しやすくなるメリットがあります。
イコライザー設定
イコライザーの設定もヘッドセットに保存可能ですので使用環境に合わせてプリセットから選択しましょう。
オンボードメモリに非対応な機能
オンボードメモリに対応していない機能もありますので、PC以外で使用することを想定している場合は注意が必要です。
Blue VO!CE
こちらはオンボードメモリ非対応なのでPC接続時のみ有効な機能となっています。
DTS Headphone:X 2.0
こちらもBlue VO!CE同様にPC接続時のみ有効ですのでご注意ください。
どのモデルがおすすめ?
見た目がめちゃめちゃカッコいいPROヘッドセットですが、モデルによって機能や付属品が違うのでモデルは慎重に選択したいですね。
続いてどのモデルがおすすめなのかを使用パターンごとに紹介していきます。
とにかく無線が欲しい
とにかく無線が欲しい場合はPRO X WIRELESS一択です。
PRO X WIRELESSはPRO XやPROと比較して
・プレイ中配線が邪魔にならない
・見た目がかなりスッキリする
・音質面が向上(特に低音域がくっきり)
といったメリットがありますが、
・バッテリー内蔵なので若干重い
・PRO Xより高価
・充電が手間
といったデメリットもあります。
そういった点も踏まえつつPRO X WIRELESSを検討してみてください。
PS4ユーザーならastro A50+BASESTATIONの選択肢もありますが、値段がちょっと高めなのとデザインがPROヘッドセットとは違ってゲーミング感が強いので好みが分かれるところです。
A50はastroの名機であるMIXAMPとA40ヘッドセットを組み合わせた最高峰の無線ヘッドセットなのでそちらも検討してみて欲しいですね。
A50は過去に紹介してますので参考にしてみてください。
MIXAMPの機能付き無線ヘッドセットASTRO A50の詳細と設定方法まとめ
PRO Xが欲しいが価格を抑えたい
Blue VO!CEやDTS Headphone:X 2.0など使える機能が全て揃っていて、価格は抑えたいなら有線モデルのPRO Xがおすすめです。
WIRELESSよりも約7000円程安く(執筆時点)モバイルケーブルなどの様々なタイプのケーブルが付属しているので広い用途で使用できます。
PS4,スイッチユーザー
PS4やスイッチユーザーの場合はPROがおすすめです。
価格も執筆時点では1万円を切っているのでかなり買い求めやすいのではないでしょうか。
イコライザーやサイドトーンの設定にはPCが必要ですが、一度設定しオンボードメモリに保存すればPS4やスイッチでも有効です。
マイクの入力ゲインもヘッドセットに記録できるので、マイクへの入力ゲイン調整が出来ないスイッチではかなり活躍する機能だと思います。
PROにはBlue VO!CEやDTS Headphone:X 2.0の機能がありませんが、PCに接続していないと使えない機能なので、PS4やスイッチには必要ありません。
唯一クロスイヤーパッドが付属していない点は残念ですが、一応社外品でクロスタイプのイヤーパッドは販売されていたのでそちらを買ってみるのもありかもしれません。
MIXAMPを持っている
MIXAMPを所持している場合は有線タイプが最有力となりますが、Xシリーズ独自の機能であるBlue VO!CEやDTS Headphone:X 2.0やクロスイヤーパッドを選択しましょう。
また、PRO Xを選択すればMIXAMPとサウンドカードを比較しつつ使用することが可能なので使用用途によって使い分けも可能となります。
例えば、PCには常時サウンドカードを接続しPS4にはMIXAMPを接続しておけば、ヘッドセットの3.5mmプラグのみを差し替えてすぐに使用できます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は【ロジクールG】無線と有線どっちがおすすめ?PROヘッドセット比較レビューということで様々な角度から比較をしてみました。
PROヘッドセットシリーズの選び方を簡単にまとめると…
- 無線が欲しいならWIRELESS一択
でもPS4ならA50も視野に入れよう - 全ての機能を使いたいが価格は抑えたいならPRO X
- PS4やスイッチで使うならPRO
- MIXAMPを持っているならPROかPRO X
外観は同じでも使用する環境によって購入すべきモデルを検討する必要性は十分にあることがわかったと思います。
是非、自分に合ったPROヘッドセットを購入して快適なゲームライフを楽しんでください。それでは!