こんにちは!
新作ラッシュのゲーミングヘッドセット界隈ですが、RAZERからも超期待な新作ヘッドセットが8月18日に2種類発売されました!
レーザー新作ヘッドセット揃いましたので早速レビューしていきます!
— GamingGadget/月間22万PV突破しました🎉 (@Gaming_Gadget_) August 22, 2020
ちなみに右側のV2は在庫無くて買えなかったので急遽RAZERさんに貸して頂きました!
感謝です!#RAZER#ヘッドセット#BLACKSHARKv2 pic.twitter.com/FTQJvtrzGg
『BLACKSHARK V2 X』左
『BLACKSHARK V2』右
の2種類ですね!
V2Xは廉価版としてAmazonで7480円(8月23日時点)で販売されています。
上位モデルのV2はAmazonで12980円(8月23日時点)で販売されています。
今回両方とも入手したかったんですが、上位モデルのV2が在庫切れで買えなかった為、急遽MSY様より貸出ししていただきました。ありがとうございますm(__)m
今回の記事では上位モデルの『BLACKSHARK V2』をレビューしていきたいと思います。廉価版の『BLACKSHARK V2 X』は後日、単体レビュー兼V2との比較記事を書く予定ですのでお待ちください。
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高性能サウンドカード付き新型ヘッドセット『BLACKSHARK V2』をレビュー
まずは『BLACKSHARK V2』のスペックからみていきましょう。
接続方式 | 有線(3.5mm アナログ)、USB(USBサウンドカード使用時) |
周波数特性 | 12Hz~28KHz |
ドライバー | TriForce チタン50mmドライバー |
重量 | 262g |
マイク | 単一指向性、ミュート機能、取り外し可 |
マイク周波数特性 | 100Hz-10kHz |
TriForceチタン50mmドライバーが非常に気になる所ですね。廉価版にはチタンの表記は無く、上位モデルとの差別化が図られています。
公式サイトによるとTriForceチタン50mmドライバーにより高音域が伸びて低音域をパワフルにしつつクリアなサウンドにする。
とのことです。
あと、BLACKSHARK V2はチタンコートのダイヤフラムを備え~とも書いてありますね。
ダイヤフラムは調整弁のことなんですが、その調整弁にチタンコートが施されているようです。これによって聞こえてくる音声の明瞭さが増していると明記されています。
本体レビューではこの辺りもチェックしていきたいと思います。
BLACKSHARK V2と付属品一覧
- BLACKSHARK V2本体
- 単一指向性マイク
- USBサウンドカード
- キャリングケース
- 取説
こちらが本体に付属してくる物の一覧となっています。事項からそれぞれを詳しく見ていきましょう。
ちなみに外箱は右側の+USB SOUNDCARDと記載されている方になります。
黒を基調とした緑色のアクセントが非常にRAZERらしくてカッコいいですね。
ヘッドセット本体
コチラがヘッドセット本体になります。
廉価版V2 Xはレーザーのロゴが黒ですが、上位モデルのV2は緑で描かれています。
上部の連なる穴からはユニットのメッシュが見えているので単なるデザインではなく音の抜けを考慮して開けられているのだと思います。
左側面にはボリューム調整のダイヤルがあります。
RAZERといえばクラーケンシリーズのようにドライバー部分が丸い形状をしているのが印象的ですが、このBLACK SHARK V2のドライバーはオーバル型となっています。
ヘッドバンドの上部には『RAZER』の文字が印字されています。サイドも編み込まれていて高級感が漂います。
スライダーにワイヤーを採用したことで大型ドライバーを積みつつも軽量化を実現。ワイヤーも頑丈で踏んだりしない限り曲がることは無いでしょう。
ヘッドバンドから伸びる緑のケーブルは編み込み式で、V2 Xのビニールタイプとの差別化が図られています。
スライダーはかなり伸びる。ここまで伸びるヘッドセットは中々無いので他のヘッドセットで窮屈に感じる人でも間違いなくフィットするでしょう。
限界まで伸ばしてもケーブルが張ることは無かったのでケーブルへの負荷も心配無用です。
イヤーパッドはクロスタイプで蒸れに強いです。ですが遮音性はそこそこなのでゲームプレイに集中できます。
フカフカ度は高めで耳によく馴染みます。
ちなみにヘッドバンドも同じ素材。フカフカ。
本体左の後方にマイクのミュートスイッチが付いています。ワンタッチでミュートなので使い勝手はかなり良いです。
側面のボリュームコントロールもかなり使いやすいです。個人的に一番気に入っているポイント。
軽すぎ!軽さは正義ですからね。250g前後のヘッドホンやヘッドセットって長時間付けてても首が痛くなったりしないんで、長時間ゲームする人や女性子供にもおすすめです。
私の場合は400gぐらいになってくると首への負担をかなり感じますね。
装着時の見た目
正面や斜めから見るとこんな感じになります。
これまでのRAZERとは大分印象が違ってかなりスッキリしてますね。(しかもカッコいい)
マイクが結構大きいですね。この大きさが高音質を実現させているのでしょう。
コチラ側面になります。奇抜ですがそこが良い。
単一指向性マイク
着脱可能な大きめの単一指向性マイクです。音質はかなり良好。
スポンジ付きなのでポップノイズも低減してくれますね。
- コンデンサーマイクを使っている
- 持ち運ぶことが多い
- マイクをそもそも使わない
着脱式なのでこういった方でも邪魔にならず快適にヘッドセットを使用できます。
USBサウンドカード
上位モデルのみに付いてくるのがこのUSBサウンドカードです。
実はこれがかなり優秀なのでこの後解説していきたいと思います。
USBサウンドカードの設定
BLACK SHARK V2ではRAZERでお馴染みのアプリ「RAZER SYNAPSE」にて様々な設定が可能になります。
https://www2.razer.com/jp-jp/synapse-2
上記リンクよりサイトへ飛んでご使用のOSに応じてインストールしてください。
インストール完了しSYNAPSEを起動すると接続しているデバイスが表示されます。
※私はRAZER VIPER ULTIMATEと専用のドックを使用しているのでサウンドカード以外の物が表示されています。
RAZER USB SOUND CARDと表示されていればそちらをクリックしてください。
表示されていない場合はサウンドカードがPCに接続されているか確認してください。ダメな場合は再接続や再起動をしてみてください。
サウンド
まずはサウンドの設定になります。こちらのバーを左右に移動することで音量の調整が可能です。こちらに関してはPC本体でも設定可能なので省略しても問題ありません。
ミキサー(THX SPECIAL AUDIO)
THX SPECIAL AUDIO(以下THX)をONにすると立体音響モードが使用可能になります。
使用するソフト毎に音の設定が可能で、起動時に自動的に適用されるので利便性はかなり高いです。
THXではスピーカーの位置や音量、距離の調整が可能で自分の最も好みなサラウンド空間を作り出すことが出来るようになっています。
「聴く」をクリックすることで音を確認しながら空間作りを楽めるようになっています。
強化
「低音ブースト」では文字通り低音域の音量を底上げすることが可能になります。体感でも結構上がるのでシーンに合わせて使用しましょう。
「音の正規化」では爆発音のような突然の大音量を抑える効果があります。
「音声の明瞭度」ではVC時の相手側の音声の質を向上させる効果があるようで、VCを多用する方にとってありがたい機能ですね。
イコライザーの設定
ここではEQの設定が可能になります。
基本的には使用するシーンに合わせて選択しても良いですが、カスタムから自分好みの設定に変更することも可能です。
マイク
ここではマイク全般の設定が可能です。
「マイクの音量」では入力ゲインの調整が可能で数値が大きいほど相手に伝わる音量が大きくなります。
マイクブーストを使うことでさらに音量の底上げが可能になります。
「ボイスゲート」には設定した音量以下の音をカットする効果があります。
「強化」では
・ボリュームの正規化
・音声の明瞭度
・周辺音の遮断
といった項目があります。それぞれ役立つ物なので試してみてください。
ボリュームの正規化
人の声量は一定ではなく波がありますが、この項目ではその波を均一化することが可能になり、相手への不快感を抑える事が可能です。
音声の明瞭度
直訳なのでわかりにくいですが、「自分の声をクリアに相手に伝えられるようになる」といった解釈で良いと思います。
周辺音の遮断
生活音含めた雑音をカットする効果ですね。マイク自体がかなり高感度なので必要に応じて使用しましょう。
マイクイコライザー
マイク音声にエフェクトを掛けられます。
デフォルト推奨ですが、カンファレンスは個人的に好きです。
90~MAX推奨。結構遮音性があるヘッドセットなのでコレをONにしないとかなり喋りにくくなります。
実際にゲーム(フォートナイト)で使ってみた感想
実際にこのヘッドセットを使用して3時間ほどフォートナイトをプレイしてみましたので感想を色々と書いていきたいと思います。
V2Xより中高音は刺さり気味だが非常にクリア。チタンの影響?
廉価版のV2Xよりも中高音が刺さる印象でした。この辺は好みがわかれるところですが全体の音質は解像度が高めで細やかな音もしっかり鳴らしてくれます。
ですが、高音域の残響感(鐘が響く感じ)がちょっと強めなのでEQで高音域をちょっと下げると良い感じになりそうです。
THXspecialサラウンド
バーチャルサラウンドの定位感は抜群に良いんですが、足音のボリュームが小さくなってしまうので混戦しているときは聞き取りにくくなってしまいました。
EQの設定次第で回避可能と思われますが、敷居は低くないので素直にバーチャルサラウンドをOFFで使用したほうがよさそうです。
映画やアクションゲームでは臨場感が増すので好みで使っていくと良いと思います。
マイク性能は高めだけど感度も高いのでちょっと離し気味だと良い
マイク性能は非常に高く、同価格帯のヘッドセットではトップクラスです。
廉価版にも同様のマイクが付いていますが、あの値段でこのマイク付いてるのはちょっとサービスしすぎじゃないですかね?
重量や付け心地
やはり軽さは正義で非常に付け心地良好です。側圧はソフトなのでかなりリラックスしてゲームプレイができました。
サウンドカード付きでコスパは最高クラス
ソフトウェアで調整可能なサウンドカードが付いて高音質でマイクの質も最高クラスと市場破壊レベルのコスパの良さです。
PS4やスイッチだとサウンドカードが使えないのでV2Xで十分
PS4やスイッチではサウンドカードの機能が使えない(サイドトーンは使える)ので廉価版のV2Xのほうがお得だと思います。
PC版での利用ならサウンドカードの機能をフルに活かせるV2がおすすめですね。
マイクが着脱式で便利
高音質なマイクなのでそのまま使っても良いですが、PCを使用している方はコンデンサーマイク等を使うかたも多いと思います。そういった場合には着脱できるマイクだと邪魔にならないので非常に便利ですね。
頭頂部が痛くない
全体的にヘッドバンドが覆っているので3時間つけっぱなしでも痛くなりませんでした。本体が軽いおかげもあるかと思いますが、ストレスが掛からないのは非常に良いポイントですね。
さいごに
今回はRAZERの高性能サウンドカード付き新型ヘッドセット『BLACKSHARK V2』をレビューさせていただきました。
この製品は買いなのか?ですが、
PCユーザーなら買い!
コンソールユーザーなら廉価版のV2が買い!
だと個人的には思ってます。
剛性や音質を上げたり見た目を良くしようとするとどうしても重量は上がってしまうんですが
スライダーを針金にするといった斬新なデザインにより軽量でありながら高音質を実現したV2とV2Xはどちらも非常に優秀なヘッドセットなので是非購入を検討してみては如何でしょうか?
Ultimateにも期待
RAZERといえば「Ultimate」という数々の無線モデルを排出していますが、このV2シリーズにもUltimateが来る可能性は高いんじゃないかな?と思ってます。
ワイヤレス=遅延のイメージが強く懸念する方も多いですが、近年のゲーミングデバイス各社の無線デバイスは有線と同等もしくはそれ以上に遅延を感じない素晴らしい製品が多いです。
無線デバイスはバッテリーによる重さや充電の手間といったデメリットもありますが、それを補うように軽量化、連続使用時間の増加や無線給電の採用といった企業努力によって常に進化し続けていますので、もしUltimateが登場した際には期待したいですね。