ヘッドセットと言えば有線!
ヘッドホンと言えば有線!
という程ヘッドセットやヘッドホンに関しては有線接続に強いこだわりを持っている有線教に入信済みの私ですが、とうとう超高額な無線ヘッドセットをGETしてしまいました。
※ASTRO A50 WIRELESS + BASE STATIONはASTRO Gaming様より提供して頂きました。(ありがとうございます)
という事で、今回はASTRO A50 WIRELESS + BASE STATIONを実際に使ってみたのでレビューしていくんですが、
まずは結論から言わせてください。
「私は有線卒業します。」
と言いたくなるほど素晴らしいワイヤレスヘッドセットでした!!
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ASTRO A50 WIRELESS + BASE STATIONの外観と付属品
MIXAMPもそうでしたが箱から箱が出てきました。梱包が豪華だとそれだけでうれしいですよね。
流石は最高峰のゲーミングヘッドセットです。
箱を開くとヘッドセットA50が出てきます。その下にはBASE STATIONが入っています。後で説明しますが、このBASESTATIONがかなり優れものでコレ1つに充電機能とMIXAMPの機能が備わってます。
付属品は「取説やカスタマーサポート案内」「microUSBケーブル」「光デジタルケーブル」「BASESTATION」となります。
コチラはヘッドセットの外観になります。この向きでBASESTATIONにドッキングする事で充電が可能です。
重厚感があってめっちゃカッコいいですね。サイズ調整はメモリが付いているので記憶しやすいですし、カチカチとズラすタイプではなくシリンダーのようにスライドさせるタイプなので微調整が可能です。
90度まで角度を変えられるので壁掛けの際にも側面を傷めずに済みます。
上部はASTROのロゴが入ったデザインとなっています。
コチラはマイク側の側面になります。マイクは跳ね上げ状態でミュートとなり下げるとミュートが解除されます。マイクの取り外しは出来ないので注意です。
コチラはR部分の側面になります。実はここの部分がボタンになっていて、歴代MIXAMP同様にゲーム音とボイスチャット音のバランスを瞬時に変えることが可能です。
MIXAMPでは右側のダイヤルでゲーム音声とボイスチャット音声のバランス調整が可能でかなり使い勝手の良い神機能ですが、このA50にも同様の機能が備わっていて片手でバランス調整が可能です。
右後ろの各切り替えボタンやボリューム調整ダイヤルと一緒に配置されていないので、間違えて操作することもなく直感的に操作可能で最高です。
ヘッドセットを取り付けた際の右後ろ側に「電源」「サラウンド切り替え」「イコライザー切り替え」のボタンが付いています。
各ボタンの下にはボリューム調整のダイヤルが配置されています。
無限に回るタイプなので無音の際の回し過ぎによる大音量に注意です。
耳当ての部分は布製になっています。
実は私A50はずーっと密閉型だと思ってて買わなかったのですが、(開放型が好きなので)いざ開けてみたらまさかの開放型でビビりました。
イヤーパッドはマグネットで付いているので取り外しが容易です。
このように分解可能です。ヘッドホンのイヤーパッド内部は埃が溜まったり髪の毛が混入したりするのでこうやって掃除できるのは非常に便利。
別売りのモッドキットを買えばレザータイプのイヤーパッドに変更可能で開放型が苦手な方におすすめです。
BASESTATION背面には「PC/PS4の切り替えスイッチ」「充電用のUSBポート」「光デジタルの入出力」「AUX」「マイクロUSBポート」が設置されています。
ヘッドセットの底面とBASESTATION上部には充電用の端子とマグネットが付いているのでちょっとコツがいりますが、割と適当に置いてもドッキングできます。
ASTRO A50 WIRELESS + BASE STATION使用感と取り付け時の見た目について
続いて使用感等々についてレビューしていきます。
色々試しましたが、両手で取り出してそのまま装着するのが手っ取り早いです。
使用後も両手で取り外しつつそのままセット可能なのでかなり楽ちんです。
ただし、マイクは跳ね上げないとセット出来ないので取り外す前に上げておきましょう。
PS4とUSB&光デジタルケーブルで接続しました。MIXAMPはサラウンドONがデフォルトですが、BASESTATIONは電源OFF直前の設定を記憶してますので起動後そのまま使用できます。
ヘッドセット使用中のBASESTATIONの表示になります。
上記画像の場合だと…「▢の数=バッテリー残量」「PS4=PS4モードで使用」「☆=サラウンドOFF」「1=イコライザー設定番号が1に指定」になります。
ヘッドセット右側後ろのボタンでサラウンドとイコライザー設定の切り替えが可能ですが、慣れないと押し間違えますねw
ただ、視覚的に現在の設定を確認出来るのは非常に便利。
取り付けイメージはこんな感じになります。シルエットは若干大き目ですが、極端に出っ張っている訳ではないのでカッコいいですね。
取り付けた時の側圧感は強くもなく弱くもなくといった所ですが、角度調整にかなり自由が利くのと、イヤーパッドが良い感じに柔らかいので窮屈感はありません。
斜めと背面はこんな感じ。マイクは長さ的に口元の正面には来ませんが、集音性が高いので声はしっかり拾ってくれます。
左右から見るとこのようになります。一般的なベルト式スライダーではないのでかなりインパクトのある見た目になってます。
イコライザーや音質、定位に関して
ファームウェアの更新やイコライザー設定にはPCが必要
使用前にPCに接続してファームウェアの更新をおこないましょう。
ファームウェアの更新イコライザーの設定方法に関してはコチラの記事を参考にしてください。
Astro MixAmpとA50 WIRELESS+BASE STATIONのイコライザー設定方法まとめ【PS4】
PS4側の設定も忘れずにやっておきましょう。
【超重要】Astro Mix Amp Pro TRやA50 WIRELESSを使用する際にPS4で行うべき設定
BASESTATION背面にあるスイッチをPCに切り替えてUSB接続する事でイコライザーの設定が可能になります。
A50に登録可能なプリセットは3つでMIXAMPよりも1つ少なくなっています。
ですが慣れるまではプリセットのイコライザーで問題無いと思います。
ボイスチャットをする場合はマイクの設定を必ず確認しておきましょう。
「ストリーミング」だとかなり音声がクリアになるのでおすすめです。
「SIDE TONE」は自分の声が聞こえるようになることで話しやすくなる機能です。A50は開放型で自分の声が直に聞こえるのでSIDE TONEは最小(OFF)でOKです。
ただ、別売りのMod Kid(密閉型)に付け替えた場合は自分好みに調整すると良いと思います。
音質や定位に関して
音質は上々ですが音量を上げると若干「サーーー」っとホワイトノイズが聞こえます。ただ、気になる程の音量ではなくプレイ中は聞こえてこないので問題ないですね。
開放型な為、音がこもらず抜けが良いです。定位も悪くなく、しっかり響くので左右の判別は容易でした。
BFにてサラウンドの立体音響も試してみました。戦闘機やタンクが通過した際に左右に流れるように音が鳴りました。(音に釣られてちょっと振り向いてしまったw)
ドッカンドッカン鳴るようなゲームでは非常に臨場感があって楽しめると思います。
A50とMIXAMPの比較
私は旧型から長い事MIXAMPを使用しています。
A50はBASESTATIONとセットでの使用が前提でMIXAMPは別途ヘッドセットを用意する必要があり、どっちを購入すれば良いか迷われている方もいると思います。
私が感じたA50 WIRELESS + BASE STATIONのメリットデメリットをそれぞれ書いていきたいと思いますので購入の目安にしてみてください。
ASTRO A50 WIRELESS + BASE STATIONのメリット
見た目がスッキリする
見た目が非常に綺麗になります。BASESTATIONにドッキングした状態もインテリア感があってカッコいいので気に入ってます。
連続稼働15時間
ワイヤレス系製品の一番ネックになるのが連続稼働時間です。
コレが短いと頻繁に電池切れを起こして充電するハメになったり、電池の残量が無性に気になって集中できなかったりといった事がよくあります。
A50は連続で15時間の稼働が可能です。15時間も連続で使用できればまず電池切れになる心配は無いと思います。
線が邪魔にならない
大型TVでMIXAMPを使用している方やデスク上でキーマウ操作している方は特に感じていると思いますが、ヘッドセットから伸びる線がとにかく邪魔ですよね。
TVで使用していると同居人が足を引っ掛けたり、キーマウだとマウスにコードがぶつかって手元が狂ったり、キーキャップに引っ掛けてどっかに飛んでったり。
一番多いのがヘッドセットを外し忘れて歩く。ですね。不快な音をVC相手に届けるだけでなくコードは痛むし最悪本体や機器にダメージが入ります。
A50は無線なのでこういった微妙なストレスから解放され、装着したまま歩き回れるし飲み物を取りに行けたりするので非常に快適です。
無線なのにMIXAMPの機能が使える
MIXAMPは3.5mmイヤホンジャックにプラグを差し込んで使用する事が前提で、無線での使用は出来ません。
なので「無線ヘッドセットを使用したいけどMIXAMPも使いたい」という場合は無線かAMPどちらかを妥協しなければなりませんでした。
しかし、A50はBASESTATIONにMIXAMPの機能が備わった事でMIXAMPには出来なかった「無線化」が実現できました。
神機能のゲーム音とVC音のバランス調整は健在
イコライザやサラウンド、ダイヤル式の音量の他にMIXAMPで好評だったバランス調整もそのまま引き継いでいるのでこれまでにMIXAMPを使用してきた方でも問題無く移行が可能となっています。
右側の外面にあるVCとゲーム音のバランス調整ボタンはかなり考えられた機能だと思います。マイク音量って人によってかなり差があるのでゲーム上での設定を変更せずにゲーム音量とVC音量を調整できるのは本当にありがたいです。
ワイヤレスヘッドセットは楽
私は今までMIXAMP+ヘッドホン+コンデンサーマイクの組み合わせで使用していましたが、コンデンサーマイクの場合は自分の口元とマイクの距離で音量が変わってしまうので、姿勢によってマイクの位置を調整したりと微妙にストレスが掛かります。
その点ヘッドセットであれば常にマイクの位置は口元にあるので音量を気にする必要なくゲームや会話に集中できるのでかなり楽でした。
実際にマイクの音声も録音して確認してみましたが、こもった感じもなく非常にクリアで聞き取りやすかったです。これなら配信でも余裕で使用できます。
ASTRO A50 WIRELESS + BASE STATIONのデメリット
重く感じる
A50は重量365gとゲーミングヘッドセットではそこそこ重い部類に入ります。
私が使用していたHD599SEはヘッドホンで250gと軽かったせいもあってか付けた当初は結構重量感を感じました。
マイクやその他性能盛り盛りのヘッドセットなので重くなってしまうのは仕方ないんですけどね。
暫く付けていると慣れにより気にならなくなりましたが、6時間超えたあたりでちょっと疲労が出てきましたね。重量と側圧の負担でしょうか。
BASESTATIONは他のヘッドセットが使えない
BASESTATIONに他の無線ヘッドセットをペアリングする事は出来ません。
A50とBASESTATIONはセットで使用する必要があるので色々なヘッドホンやヘッドセットを試したい。
またはお気に入りのヘッドセットがある場合にはMIXAMPを視野にいれると良いでしょう。
PS4スリムでの使用は注意
PS4スリムは光デジタル出力が出来ないので別途音声分離機を購入する必要があります。
ただし、使っているTVやモニターに光デジタル端子があればそちらとBASESTATIONを接続する事で解決できます。この接続方法の場合はHDMIケーブルも追加で1本必要になります。
総評
総合的に見て使い易さと性能が合わさったハイエンドモデルにふさわしい素晴らしいヘッドセットでした。
正直これ以上におすすめできるワイヤレスヘッドセットは現時点で思い付かないですね。
いま購入に迷っている方はMIXAMP+ヘッドセットの組み合わせと天秤に掛けつつ検討してみてください。
わたしはおすすめしますよ。