こんにちは!
最近はPS5やスイッチで使える7千円~1万5千円程度のコスパの良いヘッドセットを探し求めていて、以前から欲しかったゼンハイザーGSP300のEPOS版であるGSP301を購入したのでレビューしていきたいと思いますが、最初にGSP300と301の違いについてちょこっと触れていきます。
EPOSはドイツの音響機器メーカー「ゼンハイザー」のゲーミング部門として2020年に設立された新ブランドです。
これまでにゼンハイザー製として販売されていたヘッドセットは新たにEPOS製としてロゴやカラーリングを変えた形で販売されています。
GSP301はゼンハイザーGSP300のカラー違いといった位置づけになります。
私がGSP300を気になっていたにも関わらず、買わなかった理由は黒ベースに水色を散りばめた絶妙なダサさ加減のせいですね。
ほぼほぼメッシュ部分に青をちりばめているせいなのか非常に安っぽくみえてしまう見た目が苦手でどうしても購入に至れませんでした。
GSP300とは打って変わってGSP301は白と黒をバランスよく組み込んだデザインとなっていて非常にシンプルかつ綺麗に仕上がっています。
GSP301はコチラの上位モデルGSP601のカラーリングそっくりですね。GSP301と比較して全体的に太くゴツいデザインとなっています。カッコいい。
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PS5に最適?高性能マイク搭載で軽量なEPOSのヘッドセットGSP301をレビュー
GSP301の外観をチェック
正面からのフォルムはこのような感じになります。
GSP300のような安っぽさは感じなくなりました。
横から見るとこんな感じです。イヤーカップ含め少々縦長なデザインです。
反対側から。マイクの存在感が強く気づきにくいですが、右ハウジングには音量調整用のダイヤルが付いています。
サイズは大きめなので微調整しやすいですが、マスターボリュームが大きいと最小までダイヤルを回しても音が出ます。
ヘッドバンドは特別フカフカしているというわけではないですが、2分割されているおかげで最も重さの掛かる中央部分が頭に当たらないので違和感なく快適な装着感です。
ヘッドバンドの可動域はそこそこ大きいので頭の多きい方でも装着可能だと思います。
イヤーパッドになります。
かなりフカフカしていて、耳をすっぽり覆えるサイズとなっています。
密閉で側圧は並程度なので耳周辺への密着感は高めですが付け心地は良く遮音性も高め。
欠点としてそこそこ蒸れやすくテカる。
イヤーパッドの裏面は穴が多めに開けられているのでパッドを押した際の戻りが速い。
ドライバーの目視確認はできました。
ドライバーのカバーはドライバー部分を前方に配置できるように設計されています。
PC接続時はそれぞれを挿して使用します。
PS4,PS5,スイッチ,MIXAMP接続時には分岐ケーブルを用いて接続します。
装着時の見た目をチェック
マイクは跳ね上げでミュートなので「マイク入ってるの気付かなかった」又は「マイク入ってると思ってた」問題になりにくいです。
正面から見ると横方向は比較的広めに見えますね。
ハウジングの外側へヘッドバンドが接続されている為です。
ビデオ通話など正面から移るテレワークで使用するのはちょっと厳しいかも。
横から見るとハウジング部分が斜めになっていますが、斜めにすることで様々な耳の形状に対応しやすく、ゼンハイザー製ヘッドホンにはよく見られる形状で高級機にも多く採用されています。
プラスチックですが、質感はなかなか良いです。
マイクの中間はゴム製になっていて位置調整は不可です。負荷が掛かっても折れないようにゴムが採用された可能性が高いです。
流石はゼンハイザー!マイク音質がめっちゃ良い!
MIXAMPを通してPCにて録音してみました。(ノイズゲートOFF)
聞いてみた結果としては十分すぎるくらいにクリアな音質でした。ザラついた感じやノイズも無くクセのない聞き取りやすいマイクです。
PS4でもMIXAMPありとコントローラー直挿しで試してみましたが、どちらとも非常にクリアな音質でした。
また、マイクの位置が絶妙でマイクをどこに下げても鼻息が掛からない距離を保たれるので(個人差はあると思います)フレキシブルタイプのマイクのように細かい注意を払わなくて済むのは大きなメリットだと思います。
ゲームで使ってみた感想
フォートナイトで2日間ほど使用してみた所、若干低音が印象に残る感じですが全体的にはクリアに鳴っているので聞き取りやすいです。
定位もしっかりしていて、特に前方方向の聞き分けはかなりしやすいと感じました。
GSP301はPS5に適しているか?
本題のGSP301はPS5に適しているか?ですが、
かなり適していると思います。
理由として、良かった点悪かった点を以下にまとめてみたので参考にしてみてください。
GSP301の良かった点
頭頂部への負荷を分散させるヘッドバンド
ヘッドバンドは基本的に端から端まで継ぎ目なく繋がっていたり、頭頂部部分に15cm程度クッションがあるものが殆どですが、GSP301は頭頂部部分から半分に分かれていて、一点に重さが掛からない構造になっています。
普段からヘッドセットを付けると頭頂部が痛くて辛いという方には特におすすめですね。
ヘッドセットで267gというトップクラスの軽さ
めちゃめちゃ軽いですね。普段youtubeを垂れ流しつつブログを書いてる時はHD599SEという240gほどのヘッドホンを使用しているんですが、同様の使い方をG301でも試してみた所、全く違和感なく使用することが出来ました。
とにかく軽いので長く付けていても首や肩に疲労感を感じることは無かったです。
適度に厚みのあるイヤーカップ
イヤーカップは適度に厚みがあって密閉感も程よくあるので、遮音性があり側圧も低減してくれます。側圧が強いと片頭痛を起こすことが多いんですが、そういったことも無く快適に使用できました。
サウンドカードが無いのでその分安い
サウンドカードが付属するヘッドセットはその分価格も上昇してしまうのですが、GSP301にはサウンドカードが無い分安価で入手可能です。
コントローラー直挿しでも十分なマイク音質
PS4やPS5で使用する場合、コントローラーへ直挿しする方が大半だと思いますが、直挿しでも非常にクリアなマイク音質だったので、VCに適したマイクだと思います。
見た目がGSP300よりかっこよくなった
かっこよくなりましたよね。
GSP601に似てるってのもあるかと思います。
実際にAmazon見ててもGSP300は残ってますがGSP301だけ売り切れてるパターンが多いです。
音量調整が楽
ハウジング右のダイヤルがめっちゃ楽です。
ケーブル付属のリモコン式だと手探りでリモコンを探して、ダイヤルを探して、ようやくボリューム調整になるんですが、ハウジングに付いていると探す必要も無く瞬時に操作できるので快適です。
MIXAMPがあってもリビングゲーマーの場合パッと手に届かない位置にあったりもしますからね。
ミュートが楽
フリップアップでミュート出来るのはかなり快適。
マイクのONOFFが視覚で判断できるのも良い点ですね。
良かった点をまとめるとこんな所でしょうか、装着感含め快適性をヘッドセットに求めるのであれば、非常に適したヘッドセットだと思います。
GSP301の悪かった点
イヤーパッドが蒸れやすい
イヤーパッドは全体的に合皮で仕上がっているので皮膚に接触する部分がどうしても蒸れやすくなってしまいます。
イヤーパッドがテカる
夏場でも常に涼しい環境でプレイできるなら問題ありませんが、扇風機のみでちょっと汗ばむ環境で遊ぶ場合には適さないと思います。
頭が大きいとちょっとキツイかも
私は特に頭が大きいわけではありませんが、
ヘッドバンドを最大に伸ばした状態であと少し余裕があるかな?といった所なので頭が大きい方はちょっと耳の下が上に持ち上がる感じになると思います。
サイズはもう少し余裕を持たせてほしかったですね。
GSP600に音質面は劣る
まぁ当然ですが、密閉感や音質で上位モデルGSP600には勝てません。
ただ、装着感や重量ではGSP301のほうが上です。
真正面からの見た目は微妙
横に広く見えてしまうのでシルエット的に微妙です。
一人で使うならなんの問題もありませんが、ビデオ通話とかライブ配信で顔出しするなら気を付けたほうが良いかもしれません。
あと見た目がゴツイので外で使用できるヘッドセットではないです。
悪かった点はこんな所ですね。
さいごに
結局の所ヘッドセットは最終的に音質を取るか快適性を取るかに行き着くんですが、このGSP301は1万円前後という手頃な価格でありながら十分な音質(マイク音質も含む)と付け心地の良さを両立していると感じました。
PS5やPS4やスイッチといったCS機での使用に特に適しているので現在どれを買おうか迷っている方は是非検討してみてください。